大いなる劣等感の果てに

車の中から見た風景です。
小学1年か2年生の男の子と女の子が、並んで下校していました。
きっと、家が近所とかで、仲が良いのでしょう。


そんな風景を見た自分は、
「俺にも、あんな時代があったのか……?」
と思ってしまいました。


小学校頃は、男女の区別なく遊ぶことができたように思います。
ドッジボールとか、Sケンとか、雪合戦とか…。


それが中学校以降、いわゆる思春期という時期になると、
うーん、どんどん女の子との距離が離れていったように思います。
まぁ、どこかのアニメのキャラクターも、
「彼女とは、はるか彼方の女と書く」
…みたいなことを言っていた気もするし、それは別にいいのですが。


問題はその速度です。自分でアクセル踏んだわけです。


中高過ぎると、女の子を名前(あだ名含む)では呼べなくなりました。
み〜んな、「○○(苗字)さん」。特に初対面の方には。
初対面で一度そう呼んだら、あとはその流れで。


始めは薄い、けど果てしない硬度の壁が形成され、
自分で厚みも足していき…


結局、大学入って同じ実習班になっても、名前は呼べませんでした。
ほかのメンバーはあだ名で呼び合ってるのに、
自分だけ「○○さん」。


情けないにも程がある!自分!!


…とは思います。ええ、思います。
ですが、思うほどに、
「こんな情けなく、どーしよーもない奴に、
               名前を呼ばれたら不快だろう」


…という、意識が先にたちます。


手遅れかなー。
結局、分厚いフィルター越しにしか、人を見れない悲しい自分です。


小学校から、いや、中学校からやり直したら…
まぁ、変わりたいという意志がなければ、同じでしょうか。